火事になりますよ!!
2023/01/11
テナントさんから漏電修理のご依頼
テナントさんが入れ替わるたびに継ぎ足し、継ぎ足しで
分電盤が超複雑化(´;ω;`)
写真のようにブレーカー2次側がタコ足状態・・・
工事費用を抑えたいのはわかるけど
後先考えない施工はちょっとヤバいのよねぇ。
接続状態もゆるゆるで、ちょっと触っただけで抜けちゃう
これでは、そこから発火するのも時間の問題で
よくよく燃え落ちた状態に出くわします。
今日までは大丈夫でも明日はわかりませんよ。
オーナーさん、店長さん、
一度分電盤を確認してくださいね
さて、
ボクが伺うのは、初めてうかがうお客さんが大半。
大抵の場合、図面もないから
この難解な回路をひとつづつ紐解く作業から始まります。
もうこの状態だとめちゃくちゃ時間かかります。
必要な回路から、もうお亡くなりになっているだろう(使用していないだろう)回路まで
「全員集合!!」状態です。
お客さんに、できるだけ状態をお聞きし、整理し、予想して
現状を把握していきます。
その後、回路ごとに漏電検査をしていきます。
測定器が判断してくれるので、さほど難しい話ではないのですが・・・
今回は・・・
「漏電してない!!」
あれ~~~~???
問題の回路はわかっているんですが、
漏電してないのに
漏電ブレーカーが作動する・・・
ということは、
考えられる原因はただ1つ。
回路でループしている状態です。
要は施工不良。
再度、お客様に確認すると
入居時から
ダメ!!絶対!!
というスイッチがあって触ってしまったとのこと。
パニくって、あれやこれややってるうちに、各スイッチがどっち向きが正解かわからなくなったそうです。
高い修理になりましたねえ・・・
入居時にそんな状態なら
初期クレームで直してもらうべきです。
なかなかそこまで頭回らないんですけどね。
病気と一緒で
電気の不具合も
早期発見、早期治療
が一番です。
そんなこんなで、
「それだけのこと??」
って、言われるような
作業的に0的な
原因説明と改善の提案をする
コンサル的な仕事が多い
今日この頃です。